present from you

Bump Of Chicken present from you專輯

9.銀河鐵道

作詞:籐原基央
作曲:籐原基央
編曲:BUMP OF CHICKEN

電車の窗はガタガタ鳴く
生きた街を遠ざける
見送る人も居なかった僕の
生きた街を遠ざける
知っている景色と
知らない景色が
僕を騙すように
いつの間にか 入れ替わる
僕の體は止まったままで
時速200kmを超えている
考える程に 可笑しな話だ
僕は止まったままなのに
こんなに可笑しな事
默っちゃいられない
そう思って間もなく
ひとりだったって 思い出す

誰もがそれぞれの
切符を買ってきたのだろう
今までの物語を
鞄に詰めてきたのだろう

リボン付きのクマが轉がって來る
迷ったけど拾ってやる
同時に女の子が驅け寄って來る
僕を見て怖じ氣付く

後悔した僕からクマを奪うと
禮も言わず逃げていく
もういいや 寢ようかな
シ一トを倒す
後ろから舌打ちが聽こえる
聽こえない振りをして
保たれかかって
目を閉じてみたけど
氣になるから 眠れない

誰もがそれぞれの
切符を買ってきたのだろう
荷物の置き場所を
必死で守ってきたのだろう

人は年を取る度
終わりに近付いていく
動いていない樣に見えても
確かに進んでいる

自轉車を漕いで手を振る人
見送りたい人が居るのだろう
相手を想うならやめてやれよ
ちょっと恥ずかし過ぎるだろう

僕の體は止まったままで
あの自轉車を遠ざける
本當はとても羨ましかった
僕は止まったままだから
役には立てないし
邪魔はしちゃうし
目を閉じてみたけど
辛くなるから 目を開けた

真っ赤なキャンデイが
差し出されている
驚いたけど貰ってみる
笑った女の子が席に戾る
誰にも知られず僕が泣く

電車の窗はガタガタ鳴く
生きる街を近付ける
出迎える人も居ないであろう僕の
生きる街を近付ける
誰もが それぞれの
切符を買ってきたのだろう
今までの物語を
鞄に詰めてきたのだろう
荷物の置き場所を
必死で守ってきたのだろう
これからの物語を
夢に見てきたのだろう

人は年を取る度
始まりから離れていく
動いていないように思えていた
僕だって進んでいる